プレステ2をプレイしていて、ゲームディスクに円周状に傷が付いているのに気づいたことはありませんか?
大切なゲームディスクには、最悪読込不可能になってしまう傷なんかつけたくないですよね。
はじめに
ここでは、円周状の傷がつく原因と、実際にやってみて効果的で簡単だった対処方法を紹介します。
まだ傷つけるほどの状態になっていない方も、予防のために一度記事を見てみてください。
ただ、実際に試す時には「直ればラッキー、壊れても仕方ない」程度に考えていただいた上で、自己責任でおこなってください。
当方では破損した場合の責任を負いかねます。
紹介した方法で状態の悪化を心配される方は、知識のある方や専門の業者に修理依頼されるべきでしょう。
ディスクの傷の原因
これは薄型のプレステ2(SCPH-70000~SCPH-90000)特有の症状です。
ゲームを読み込む「ピックアップユニット」(読込のためのレンズがついているユニット)についている「ピックアップケーブル」(以下:「ケーブル」)が原因です。
ケーブルは本来、柔軟性を持っていてピックアップユニットの動きに合わせて動きます。
このケーブルを固定してる粘着テープがはがれてきたり、昔のような柔軟性が無くなり硬くなってきたりします。
その結果、ピックアップユニットを超える高さの位置までケーブルがせり上がってくるのです。
そしてピックアップユニットが動くたびに、回転しているディスクとケーブルが接触してしまうため、ディスクに傷がついてしまうのです。
傷の対策
ケーブルをディスクに接触させないようにすることです。
具体的には、ケーブルを折り曲げます。
他にもケーブルを押さえつけるパーツを作るか、ケーブル自体の交換という方法もありますが、多少手間がかかる上に、取り付けたはずのパーツやケーブルが外れて、ケーブルやディスクを傷つけたり、交換時に余計な故障をさせてしまったりする可能性があるので、簡単な「折り目をつける方法」がオススメです。
では、具体的にやり方の説明を見ていきましょう。
ケーブルを折り曲げる
ピックアップユニットを少しずつ動かしながら、ケーブル数ヶ所に折り目をつけていきます。
これで、軟らかかった時と同じ様な可動性を得ようというわけです。
画像では先の丸いもの(芯を抜いたボールペン)を使っていますが、指でOKです。
折り目をつけ終えたら、ピックアップユニットをずらしてみて、ケーブルが上に出ないか確認してみましょう。
もし、まだ出るようなら、折り目の位置をずらしたり、折る箇所を増やしたりしてみましょう。
目視での確認が終わったら、いらない(傷ついても構わない)CD等を入れて、実際に電源を入れて操作してみます。
傷つかないで満遍なく動いているようならOKです。
もし折り曲げでダメだったり、ケーブルが断線して読込ができなくなったら、ピックアップケーブルの交換を試してみましょう。
それでは、皆様もよいPS2ライフをお過ごしください。