PS2をやっていて、昨日までは普通にゲームできてたのに、今日もやろうと思ったら電源が入らなくなった。
または、ゲームをプレイしている時、電源コードに触れたりした時など、ちょっとした振動で電源が切れるようになった。
こんな症状は無いでしょうか?
これは薄型PS2(特に「SCPH-70000」番台の本体)にはよくあることで、基盤の電源部分のハンダが割れてしまって、通電しにくくなってしまうことがあります。
今回は、それを直してみます。
はじめに
今回は、「今まで使えていたが、急に電源が入らなくなった」、「電源ケーブル(特に本体との接続部分付近)に触れると、電源が切れる」という故障状況での修理方法を紹介しますが、私の経験からすると、90%ぐらいはこの方法で直ります。
・・・・・・残りの10%や、長期放置他、明らかに故障する原因(水濡れ・湿気、衝撃等)の場合は、基盤の故障の可能性があるので、この方法でも修理はできないことがあります。
なお、作業する時は充分安全に配慮して、やけどや基盤のショート、火災等に気をつけて修理してください。
用意するもの
-
ドライバー
(細プラス付けたミニ電動だと楽)
-
ハンダごて
-
ハンダ線
-
ハンダ吸い器
PS2のカバーを開けて基盤を取り出す
いつもの通り、PS2のカバーを開けます。
開け方は下記記事を参考にどうぞ。
基盤をとめているネジも外して裏側を見てみます。
電源コネクタをつないでいる部分のハンダが割れて、通電しなくなっている可能性があります。
ここをハンダ付けし直して、通電できるように修理するわけです。
ハンダを付け直して修理する
直接前のハンダを溶かして付け直してもいいのですが、自分は一応前のハンダを溶かして吸い取り器で取り除いてから、改めてハンダを付け直しています。
ハンダを付け直したら・・・・・・
ハンダをつけ直したら、ケースにしまう前に電源ケーブルをつけてテストしてみます。
テストの時、電源ランプが点くかだけでなく、電源ケーブルを接続部分を少し揺らしてみて電気が途切れないかどうかチェックします。
ゲーム中のちょっとした振動で電源が切れたら泣けますからね・・・・・・。
電源ランプが切れるようであれば、ハンダがちゃんとついていないので、付け直します。
問題がなければ、ケースに基盤を戻して、ネジを付け直して修理完了です。
おつかれ様でした。